上橋菜穂子さんの圧倒的なファンタジーの世界観は「獣の奏者」から虜なのですが、緻密に作り込まれた少し残酷な世界に反して温かみのある文章に毎度惹き込まれます。
精霊の卵を宿した皇子チャグムを守り戦う女用心棒バルサの本物語はドラマとしても放映されましたが、個人的に同シリーズの「夢の守り人」はバルサの過去を知れるお話なのでお勧めです。