12月23日にアニメ映画が全国公開されるということで……。
学校というのは物凄く狭い世界です。なんて言えるのは私がもうそういう場所から卒業したからでしょう。
現役で学校に通う少年少女にとっては教室が揺るぎない社会です。爪弾きにされようものなら生きていけません。
覚えがあります。
机を並べた隣の席の子を気にかけて鼻息荒くないかなとか。給食の食べ方綺麗かなとか。女子の井戸端会議にどれくらい頷いていればいいのかなとか。男子のからかいは何処まで笑えばいいかなとか。
毎日、魔女裁判にかけられないように必死でした。真面目すぎても、ふざけすぎても駄目。
いつ火炙りにされるか分からないあの息苦しさったらありません。
中学生の生きづらさの描写がリアルすぎて、ここまで思い返してズーンとなりました。
現役生徒・学生だけではなく、社会人の方々にも響く言葉が散りばめられています。
孤城に集められた7人がどうやって現実で生きていくのか。
果たして、鍵は何処にあるのか。
そもそもこの城はなんなのか? オオカミ少女は何者なのか?
すべてが解き明かされた先にある温かさにぎゅっとなります。
どの時代でもどの世代でもコミュニティに縛られてしまう世の中ではありますが、闘争も逃走も選ぶ権利が私達にはあります。
それを忘れないでください……!