文豪たちの口説き本/山田有司

『文豪たちの口説き本』　山田有司

文豪といえば、クサイ台詞がポンポン出てきて女性を落とすプロの様な気もしますが……

数多もの恋愛や不倫を経て最終的に愛人と共に心中した大モテ男、太宰治は確かに女性を沼らせる口説き文句ばかり。The沼男なわけです。

一転して、厳つい見た目とは裏腹に繊細な感性をもつ梶井基次郎の恋愛はいつも空回り。1人の女性に振り回されるわけですが、儚く散ったこの恋愛での口説き文句は不器用さが伝わって私までもどかしく感じました。

文豪たちの作品にも影響を与えた彼女たちへの口説き文句、読んで沼らないようにだけ気をつけてくださいね。