就活、苦手でした。
自分のことを、自分の言葉で誰かに伝える。絶対にそれが全てではないのに、伝えた言葉や履歴書の文字によって、自分という人間を評価される。考えすぎだということは分かってはいますが、選考に落ちた時は人格を否定されたような気分になりました。
この本の中に出てくる人たちも一緒でした。文字だけを見て勝手に想像して、こんな人なんだと勝手に判断して。最後に付け足される数々の背景がなければ、印象を変えることは容易ではなかったでしょう。
良いことも悪いことも、もっとわかりやすく人に伝わる方法があったなら、この社会の常識だって簡単に変わるのかもしれません。