ホラー文庫ですが、幽霊は出てきません。描かれているのは人間の怖さです。
生命保険会社で働く男が、顧客の家で発見してしまった見てはいけないものを皮切りに訪れる悪夢。”実際に起こりそうな話”のようにリアルに表現された出来事に恐怖を感じました。自分の口からこぼれた言葉が、誰かにとっての引き金となるのは避けたいですね。