葬式の日。 死んでない者の生きた記録。
いつだって記憶は曖昧で、 そこそこ生きてくには酒も必要で そんなまどろみのなかで人は考える。
掴めそうで掴めない何か。
私たちはただ死んでいないだけ。
忘れたい忘れたくない記憶の その輪郭が人を形成する。
私たちはきっと曖昧だ。
生きるって何かとか死ぬって何かとかじゃない 死んでいない者のただ生きた記録。