私は時々、ほとんど義務感のような衝動に駆られて行動することがある。
きっとそういう時は自分の心が何かを強く欲していて、ここではないどこかへ行きたいともがいている時。
この本の著者、若林は、ほとんど義務感のような衝動に駆られてキューバへと旅立つ。
新自由主義を謳う息苦しい灰色の街から、社会主義の自由で色鮮やかな街へ。
血の通った人間同士で、生きるということ。
本を読みながら旅をして、帰ってくる頃にはきっと、あなたの目の前の景色が少し色鮮やかになっています。
大好きな本です。
ふらっと旅をする気分で、読んでみてください。