「炭酸の中の泡のようにふつふつと頭の中に湧き出てはむやむやむやっとひろがる。」
炭酸水やソーダは青春の象徴!というイメージが強かったので、炭酸の泡でこんなに明度の低い表現が生まれることが衝撃でした。
川上弘美さんは前々からオススメされていて最近やっと読んだのですが言語表現が豊かで驚きました。なんとなく日常や私たちの周りに遊離している細やかな気配が色と形を持って目の前に現れてきたようでした。
センセイとツキコさんの少し不思議な恋愛を覗いてみてはいかがでしょう。