瀬戸内の島に住む4人の高校生がメインのお話です。島という閉じられた社会だからこそ穏やかな日常の中に少しの異物や揺らぎがあると目立ってしまう、でもそれを4人がそれぞれのやり方で否定することなく受け入れているところがこの作品の魅力だと思います。
自分がなんとなく抱いていて、でも見過ごしているような微妙な感情を言語化してくれるところが堪らない! 前を向きたいあなたにおすすめしたくなる一冊です。