「石鹸玉 飲んだから 多分死ぬ 又吉直樹」
定型も季語もや・かな・けりも呪文だと思っていましたが、又吉さんが読者の立場になって疑問を解決していってくれるので俳句が敵じゃなくなりました
冒頭で挙げたのは作中で1番大好きな一句です これは春の季語を用いた一句なのですが、夏に向けての期待感が高まっている中「死ぬ」という強い言葉を「多分」という未確定な言葉を合わせることによってクスッとなってしまうのが又吉さんらしいなと思います 死因がシャボン玉なのも春めいていますね!