もう春ですが、今年の冬は東京にも少し雪が降りましたね。雪国出身の私はとっても嬉しかったです。“雪を作る話”の前半に、著者が顕微鏡ではじめて雪の結晶を覗いた時の印象が書いてあるのですが、自分が小さい頃に手袋の上にのった雪をじ〜っと見たときに見えた雪の結晶を思い出しました。キラキラと均整がとれた結晶の形に、大発見をしたような感動があったことを覚えています。身近な自然を科学の視点から再び見ることができる面白い雪エッセイです。