「人殺し」と書かれた告発文。
唯一の闇を、告白するときがきた。
平凡な生活を送るサラリーマンは、趣味のコーヒーを通じてひとりの女性に出会います。ようやく自分の人生にも光が訪れたと思った矢先、彼女のものに謎の告発文が届きます。彼は一体何を語るのか、過去と今を交差しながら真実が明らかになっていきます。
ラスト1ページ、そこまでのストーリーに散りばめられたヒントが一気にフラッシュバックして、もう鳥肌がとまりませんでした。
湊かなえ作品は描写が細かくて、背景がよくみえますよね。一本の映画を見ているかのような没入感を味わえました。