昔から木には様々な力が宿っていると言われています。
このお話はそんな不思議な力をもつ【クスノキ】にまつわるお話。
読み進めるとどんどんとその不思議な力に魅了されていきます。
不遇な人生を歩んでいた主人公とクスノキの出会い。
クスノキの不思議な力に縋る様々な人たち。
そんな人たちの出会いが、主人公の心を動かしていく。
一体、この木のもつ力はなんなのか。
なぜこのクスノキがこのような力を秘めているのか。
人はなぜ、想いを伝えたいのか。
伝えられなかった想いは、一体どこへいってしまうのか。
全てを伝えることが、果たして幸せなのだろうか。
東野圭吾が描く人間の心の揺れ動きを、最後まで見逃さないでください。