ヘルシンキで仕事をすることになった社会学者の著者。
新しい土地での価値観や生活の仕方の違いに戸惑いながらも興味深く見つめた日々が綴られています。
関西弁まじりでの語り口で軽く読めつつ、国が変われば変わってしまう生活の成り立ち方や子育てのシステム、
さらに著者を形作ってきた家族についてなど、淡々としていながらも深く広い生活の出来事が描かれた一冊です。