働くようになると、読書ができなくなったり、好きだった映画、音楽、サブカルが追えなくなったりしませんか。
映画『花束みたいな恋をした』ではそんな変化による男女のすれ違いが描かれていましたが、そこを問題提起の一つとして、この本は書かれています。
江戸以降、人々に浸透した活字や読書文化がどのように移ろっていったのか。
そして現代の人々が感じる「読書への抵抗感、ノイズ」とは何なのか。
その真相を追っていきながら、生活や働き方を私たち自身が見つめ直すこともできて、現代人必読だなと強く感じました。
私自身は、むしろ社会人になってから突然読書量が増えた珍しいタイプなので、この本で書かれていることについて、誰かと話したり意見を交換できたらいいな〜と思いました。