年末から本棚整理をしているのですが、奥から素敵な本が出てきてくれました。
卒業した図書委員が寄贈してくれた物ですが、なんだか心が温まりました。
“おかあさん”という存在は、特に子供の頃はずっと自分のための存在だと思っていた気がします。
どんなときもおかあさんの気を引きたくて、おかあさんに褒めてほしくて、おかあさんに笑ってほしくて、おかあさんにくっついていたくて。
他の大人とは違う。
おかあさんはおかあさんという人。
そして私のおかあさん。
私は小学1年生のときに妹が産まれたのでそこまでおかあさんにべったりな子ではなかったと周りから聞きますが、心のどこかではずーっとおかあさんを独り占めしたかったな、なんていう気持ちを思い出しました。
子供ながらに大好きなおかあさんの負担にならないよう、周りの求める”いい子”を演じていたんでしょうね。
でもこの本を読んで、私の記憶にないだけで(私が幼過ぎて)母にはきっとこういう私と母だけとの思い出があるのかもしれないなと思いました。
そんな私と母だけの思い出を思い出してほしいので次の母の誕生日はこれを送ろうかなと思います。
ちょっと恥ずかしい気もしますが、子供はいくつになってもおかあさんの1番でいたいものですからね。