勇者は魔王を倒した。同時に──帰らぬ人となった。
「何故、勇者は死んだのか。」 そんな冒頭から始まり、一気に物語に引き込まれます。 勇者とはいったいなんなのか、何が彼を勇者たらしめたのか、そして彼は誰に殺されたのか。
ミステリー風味を帯びつつ、各登場人物の証言から勇者の本当の姿を丁寧に描き出していきます。途中で謎が解けてしまっても、最後まで読むことをおすすめします。 ライトノベルに新しい風を吹き込むような、そんな作品です。ぜひ。