「ある日、突然届いた一通の手紙。送り主は未来の自分だという・・・」
この帯に惹かれて手に取りました。
結構な分厚さですが、(445ページ)
面白い作品はあっという間に読み進められますね。
本作は主人公の元に一通の手紙が届くところから始まります。
差出人は20年後のあなたです、という書き出しで手紙を続けます。
最初こそ、誰かのイタズラだろうと半信半疑でしたが、10歳の彼女は”未来の自分”へ返事を書くことにしたのです。
そこからどんどん展開していく物語。
途中、あまりにも辛い事実に目を背けたくなりますが、登場人物はみな自分の未来を信じてちゃんと向き合おうとします。
「未来」、「夢」、「希望」
ときに人はこれらの言葉を否定することで自身を守ることもあるでしょう。
声をあげることもできず、現状を変えることができない無力な自分に価値を感じられないときもあるでしょう。
ですが、誰にだって未来はあるのです。
その未来は、今のあなたがどうとでも変えていけるもの。
絶望しかない今ならば、未来はそれを希望に変えていけばいい。
希望がもてないのであれば、小さな夢から見つけてみたらいい。
その先は、今あなたが想像している未来よりも少しだけ輝いているかもしれないから。
今のあなたは、未来の自分にどんな手紙を書きますか?