『動きの悪魔』ステファン・グラビンスキ 鉄道にまつわる14篇の怪奇幻想短編集。なんでもなかった日常に不穏な前兆がちらつき出してから破滅へ向かう速度はまさに機関車が駆け抜けていく様そのもの。蒸気機関車の設計図がオーロラの箔押しで施された装幀の美しさに見とれてしまいますね。