武士道シックスティーン/誉田哲也
森の図書室

武士道シックスティーン/誉田哲也

2022.11.11

私は生粋の積読ガールで、それ故に一度読んだ本を読み返すということをなかなかしません。とはいえ、読み返すトリガーさえあれば本棚から引っ張り出すものです。
最近、Vtuberにハマりその流れで以前やっていた剣道にまた目を向けたりしていました。でも私は剣道とは長らくご無沙汰になっており、また再開するには色々と揃えなければいけません。体力の問題も深刻です。
そこで、剣道が題材になっている本を手に取りました。

武士道シックスティーンは私が中学生の頃、剣道部に所属していた時に読んだ思い出の一作です。
剣道の青春小説ってなかなか見かけませんし、そもそも剣道自体がニッチだったりするので、唯一読んだ剣道小説ということでよりこの作品は当時の私に大きな影響を与えました。

剣道エリート香織と遅咲きの剣士早苗のそれぞれ違った剣道への姿勢が勉強になります。
負けは認めぬ強くあれという思いも、強く楽しく柔軟にという考えもどちらも正しい。
そのぶつかり合いが強さに猪突猛進な香織と型に臨機応変な早苗と、そして剣道初心者だった私自身を成長させてくれたように感じます。

追い込み辛い……。
掛かり稽古しんどい……。
なんて思う時こそ、竹刀を初めて握った日のことを思い出しましょう!

ちなみにこちらシックスティーンと始まり、セブンティーン、エイティーン、そしてジェネレーションと続くのでよければ……。

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