可愛い表紙とは裏腹に、中身は狂気と不気味さで溢れています。
アップルパイの焼けるキッチンで殺し合った姉妹。子供を攫って主人に食べさせた料理女。自殺した殺人鬼の美少年。かつて彼らの家であった洋館に住む女は、私の家では何も起こらないと言う。
表題の「私の家では何も起こらない」ですぐに引き込まれました。「俺と彼らと彼女たち」のユーモラスな要素が加わったホラーが喜劇のようで面白かったです。