形容し難い人間関係の不快さや、人間の陰湿な部分を少しの取りこぼしもなく表現されていて、ものの見事に不快な気持ちになりながら読み終わりました。
登場人物たちのぬるっとした会話を見ていると、じめじめした梅雨に苛立つような感覚と似ているなと感じます。 そして、可愛らしい装丁がさらにこの登場人物たちの不快さを際立てているので、個人的にはいっその事可愛らしいアニメーションでこの人たちを見てみたい!とも思いました。