今年に入ってから突然原田マハさんの小説ばかりを愛読するようになったのですが、『たゆたえども沈まず』を読んでからというものの彼女と、そして美術の虜になってしまいました。
原田マハ作品と出会うまでは正直ゴッホとモネの区別すらついておらず、ただ絵が上手い人という認識しかありませんでした。しかし読み進めるごとに絵画のさらにその奥から画家自身の生活や思想、人間関係が浮き出てきてくるようで思わず目頭が熱くなってしまうような、思いを馳せてしまうような、とにかくどんどん彼らのことを知りたいと思うようになりました。
原田さんはよく画家や美術作品のことを古くからの友と言うのですが、私は原田さんの暖かさにひどく胸を打たれ読書の在り方が180度変わったように思います。
本から、こんなにも暖かくて優しい出会いをもたらしてもらえることを初めて知りました。
原田マハ作品、よろしければ一冊如何ですか?