“香りは脳の海馬に届いて永遠に記憶される”
きっと香りそのものじゃなくて、そこから広がる記憶や思い出が好きなのかもしれませんが…冬の夜道に流れてくる煙草の香りが私はなぜか好きです。朔のいる洋館に行けるのであれば、その香りを依頼したい。洋館に出向いたら嘘や性格、体調までも匂いでバレてしまうのでそこは少し悩みますが…
読みながらそのシーンの香りを想像…というよりは自然と匂ってくるような感覚はきっと初めてで、香りが好きな方はもちろん私のように一種の世界観に浸りたい方にはとてもおすすめなんじゃないかなと思います。