告白、そして失恋…。そんな少女の前に、突如現れた空飛ぶくじら。少女はくじらの背に乗せられ、空へと舞い上がる。そこに広がる風景は…? 懐かしさを呼び覚ますハートウォーミングな短編13作。
小学生の頃ってブランコを漕ぎながらこのまま空に飛べないかな…雲の上に乗れないかな…って考えたり、なんだか好きな子にいじわるしたくなったり、されて泣きそうになったり…
なんだか社会のこととか人のこととか、知らないからこそ目の前のものからどんどん発想が広がっていっていたように思います。
母がおーなり由子さんが好きで幼い頃から家で読ませてもらってきました。優しいタッチの絵と綴られる言葉たちを読むと、懐かしい子供の頃の自分に再会できて心が柔らかくなるのを感じます。