「どうせ死んでしまうのだから、何をしても虚しい」そんな叫びをあげる若者たちとの対話形式をとった哲学エッセイ。
「働きたくない」「人から評価されたい」「愛されたい」…そして「生きていたくないけど死にたくない」
誰もが持ちながら言えない悩みや思いを”いやらしいほど正確”に掘り下げていきます。
明確な答えを示す訳ではなく、ただただ対話によって思考を深めていく。その中でなにかピンとくるものがあれば、それが読んでいる人にとっての答えのひとつなのだと思います。
個人的にはまった言葉は
「”他人が期待している”という思い込みの罠からきみは逃れることができない。」
たまには死なない理由を考えてみませんか。