1パート目では、幸せに暮らしていた4人家族が弟・大樹の死により狂い始めるお話。物語が進むにつれ、母親の人格は見る影もなくなっていきます。何重にもわたる文章から、大切な人が死ぬ恐怖が嫌なくらいに伝わってきます。夜に読んでいたら確実に眠れなくなりますし、実際に人の死が怖くなりました。
2パート目では15年後に起こった殺人事件を変わり者刑事が新米とともに追っていく話。関わりがないと思われたこの2つの物語があるひとつの真実にパッキングされていきます。
ラスト必見!!
大樹視点の小説、読んでみたい…。