本屋のレジ前に置いてあった本を、何気なく手に取ってしまったこと、ありませんか?
そんな出会い方だからこそ、これ本当に読んでよかった!という感動が大きかったです。
「つまり読書というのは、書いてあることと自分が感じることが『まざる』ということなんです」
「ラーメンを食べるときはラーメン屋に行って箸を使い、フランス料理を食べるときはレストランでナプキンを抱えて、ナイフとフォークを使うでしょう。本もそうやって読むんです」
これまでに何千何万と本を読み、書評を書いてきた著者が、本を読むという行為の奥深さを感覚に訴える豊かな表現で伝えてくれます。
これからたくさん本を読みたいという人、本を読めていたのに読むのが苦手に感じるようになってしまった人など、本や活字に関わる全ての人におすすめの一冊です。