「なんだ、おめえは。青鯖が空に浮かんだような顔をしやがって。」
初対面の太宰治に向かって中原中也が言い放った言葉。尊敬していた中原に絡まれ太宰は萎縮し、ろくに話すことができなかったと言われています。
太宰が川端康成に向けた手紙に「刺す。」と書いてあったことは有名な話ですが、私も時々心の中でそっと唱えることがあります。時々どうしようもなくなった時、変わりに代弁してくれるような。いつかどこかで不意に思い出してくすっと笑ってしまうような。そんな言葉の宝庫です。
純文学好きの皆様是非!