夜に突然化け物へと変化するようになってしまった僕といじめられっ子の矢野さんの2人だけの「夜休み」のお話。
集団の中ではみ出さないように生きるというのは難しくて、皆からズレないように自分を曲げるのは悪いことなのでしょうか?
「昼の姿と夜の姿、どっちが本、当?」
そんな問いに悩む僕を見ていると、誰に見せている自分が本当の自分なのだろうかと考えさせられます。
誰かに教えられた訳でもない人間の無自覚な醜さを突きつけてくるお話ですが、読み終わった時にほんの少しでも今の自分を受け入れたいと思えました。