豪雪により、オリエント急行に閉じ込められてしまった乗客たち。その中で一つの殺人事件が起きます。犯人は乗客たちの中にいる、しかし全員にアリバイがある。たまたま乗り合わせた名探偵エルキュール・ポワロの灰色の脳細胞は事件を解決出来るのか。
ドラマ化、映画化、リメイクなども多数されている言わずと知れた名作。
何を書いてもネタバレになってしまうような、それだけ緻密に作られた作品ですが、一つだけ言えるのは「絶対に人生で一度は読むべき!!」ということです。
映像作品ももちろん面白いのですが(個人的にはデヴィッド・スーシェの演じるポワロが好きです。)原作を読むことで、些細な描写から結末へと続いていく道のりがより楽しめます。
ポワロは”ただ謎を解決して終わり”などという探偵ではありません。最後に示す解決と選択に注目してください。