理系ミステリーといえば、森博嗣。S&Mシリーズの第1作目がこちらの作品です。森博嗣先生は第1回メフィスト賞受賞作家でもありますよね。大好きです。
初手から引き込まれる独特な世界観と、気持ちの良い短文の運び。謎解きとしても新しく、エンターテイメントとしても飽きがこない。読後は手が痺れるような感覚になります。
また、シリーズのすべてに共通して、奥が深すぎる名言で溢れています。理系の方はもちろんのこと、言葉で遊んだ文章がお好きな方はぜひ読んでみてください。
「すべてがFになる」というタイトルの意味、秀逸ですよね、、。