群ようこさんの、これまであったことを淡々と語る文体が心地よいエッセイ・ブックガイドです。普段と同じ通勤路、通学路でも本の世界に没頭していると、顔をあげた時に全く違う世界に見えるような感覚になりませんか?群さんにもそんな体験があったのかなあと考えながら読みました。