就職活動中、自分とは”何者”なのかを突きつけられた大学生5人の関係を描く直木賞受賞作。
学校での自分、仕事での自分。友達といる時の自分、家族といる時の自分。SNSの自分。そして自分が思う自分。多分どれも少しずつ違っていて、全てが自分。
でも他人に見える自分はそのどれかでしかない。分かってはいるつもりですが、人の思わぬ一面を見るというのは、少なからず衝撃を受けることですよね。
誰にも見られていないようで、誰からも見られているSNS。その不気味さも感じさせられました。
就活中の方にはちょっとおすすめできませんが、それ以外の方にはぜひ。ラストの衝撃を味わってください。