
1995年の渋谷。
センター街にはいつも人があふれていて、
街全体がどこかざわついていた時代。
今の渋谷よりも、だいぶ混沌としていた雰囲気が、すごく伝わってくる描写が多く、とても引き込まれました。
高校生だった主人公たちは、
まだ何者でもないのに、
自分たちはどこにでも行ける気がしていた。
この仲間たちとなら何だって出来ると思って疑わなかった。
仲間とつるみ、バカなことをして、
ときどき本気でぶつかる。
そんな毎日が、ずっと続くように思っていた。
けれどあの頃の、がむしゃらに毎日を謳歌していた時間は思っていたよりずっと短くて、
一瞬のように過ぎていく。
この物語は、
ただの青春の思い出では終わらない。
あの時代の空気。
若さの勢い。
どうしようもない衝動。
全部を抱えながら、
彼らは自分たちなりに世界と向き合おうとしていた。
読みながら、
あの頃の渋谷の景色と、
むき出しの青春が重なって見えてくる。
まっすぐで、少し…いやだいぶ危うくて、
でも確かにあの時代にしかなかった熱がある。
読み終えたあと胸に残るのは、
あの頃にしか出せなかった、むき出しの熱量でした。
どうしようもなくて、
でも確かに輝いていた青春の物語。
「Qちゃん!GOだ!!」