「人を信じるとはその人に期待することであり、期待通りではなかった時に受け入れられる自分がいること」
映画化された際に、”信じること”について芦田愛菜さんが語っていた言葉です。
何を信じるか、誰を信じるか。
疑ったり裏切られたと感じた時や、意識して考えた時に初めて、”信じる”という選択をしていたのだと気づくのだと思いました。
小説はいわゆる”宗教2世”の主人公、ちひろ視点で日常が描かれています。
ぼんやりとした雰囲気のまま終わるラストシーンは、わたしはハッピーエンドかなと受け取りました。
それはわたしが、この話がハッピーエンドであると、”信じたい”からなんだと思います。