私はたまに自分が3人存在していたなら、それぞれの人生で何をしていただろうと考えます。もし無茶をしてもあと2人も居るので怖いものなしだと考えると、不思議と次々にやりたい事が溢れてきます。
きっとそれは、今の人生でやるべき事なのかもしれないなと思いながらも時間に流されるように過ごし、いつのまにか保守的になってしまいます。
もし、人生をやりなおせるなら、とやりたい事を綴っただけの85歳無名の女性が残した詩の最後には「もっとたくさんヒナギクをつむ」と書かれていました。
彼女の軽やかでいて重みのあるその言葉に、私の今目の前に咲いているヒナギクをもっとたくさん見つけなくてはと未熟ながらも思いました。